東京だったら一人でこなします・・・

上海ディズニーランドにとって最大のプレッシャーは何といっても「国家の威信」でしょう。東京ディズニーランドは公的資金が全く入っていないので、ある意味国のメンツを保たなければいけないところはありません。強いて言うなら千葉物産館が入っていることくらいでしょうか?

しかし、上海ディズニーランドは中国国家の肝いり中の肝いり施設。したがって東京で評価が高いものは何としても取り入れて、なおかつ東京よりも高いレベルで実施したいというのが本音だと思います。

そんな意向をプンプン感じてしまったのが、このシーン。
上海ディズニーランド

東京でもおなじみのバルーン販売です。
バルーン販売は不思議なもので、ポップコーンのように強烈に売り上げを押し上げる商品ではないですし、耳型のカチューシャのように身に着けていなければならないという先入観に苛まれる商品でもありません。でも、行けば毎回売っています。

このキャストの大変なところは、バルーンを販売するだけではなく、場内の様々な情報を案内したり、時にはゲストと一緒に写真に納まったり。。。販売以外の仕事がたくさんあります。これを間違いなくこなすのですから大変な仕事です。
上海ディズニーランド

そして、東京ディズニーランドのバルーン販売と大きく異なるのが人数のかけ方。
今回遭遇したバルーン販売はなんと3名のチーム体制。バルーンを持つ人、バルーンを渡す人、お金をもらう人。完全分業制です。

東京だと一人で行うことを何と三人で。。。
オペレーションが下手だとか、お客の客層が悪いから安全のためだとか、理由はいろいろ勘ぐりたいところですが、こうした状況になってしまう最大の問題は、

上海ディズニーランドには屋根がない

ということでしょう。もちろんパーク内を全部屋根で覆うという意味ではありません。
東京ではワールドバザールというエリアは屋根でおおわれており、雨風をしのぐことができます。しかし、上海ディズニーランドにはそうした場所がありません。入口近くからすべて完全屋外。

バルーン販売の最大の敵は風。販売が難しいどころから怪我したりする原因にもなります。
この日は天気も良く、風もなかったからいいのですが、風の強い日にこの場所で販売するのは相当苦労すると思います。

では、屋根さえあれば彼らも一人でできるのか?多分無理でしょう。
相当な練習を積まないと東京のようにはできないはずです。
なので、今の段階では仕方ないといえますが、単純に計算しても人件費が3倍。これは経営上は厳しい数値といえます。

国家の威信から人数をかけてでも実施しろ。。。ということでやっているのか?ディズニーランドというテーマ性からどうしても実施しなければならないことなのか?判断は付きかねますが、オープン当初の苦しい一面を垣間見た感じがします。

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