TRONのロッカーシステムはこんなだったらよかった

上海ディズニーランドのメインアトラクションの一つにTRONがあります。バイク型のライドに乗って猛スピードで走るジェットコースター。屋外部分もありますが、屋内もあったりと日本にはないタイプのアトラクションで大変な人気でした。

待ち時間の推移をアプリで確認してみると開園時間近くは50分~70分、これが昼を過ぎると120分以上に伸びました。同じく人気があるソリアンは開園時間近くから150分と伸びていたのを見ると、どうやら当日は「まずはソリアンへ、、、午後はTRONへ」という感じだったようです。

このアトラクション、乗車までにいろいろな手続きが必要です。一番面倒なのがロッカーに荷物を預けなければならないところ。バイク型のライドのため荷物を収納するスペースがほとんどないからです。ロッカーはキューラインの最後尾のさらに外側に設置されているのですが利用方法がとっても複雑です。

まずは、空いているロッカーを確保するための端末を操作します。端末のボタンを押す(画面タッチ)と空いているロッカーが表示されるのですが、最混雑時は空いているロッカーが少ない上に、利用者が多いのでサーバーが半ばパンク状態。私の前の人も何度もやり直していました。幸い自分はボタンを押すのは普段パチンコで慣れている(?)ので、タイミングよく押したところ、一発で成功(笑)。

上海ディズニーランド

これだけで終わりませんで、そのあとロッカーの暗証番号を登録しなければなりません。これが終わると、用紙が出力されます。ロッカーの番号と暗証番号が記載されているのでここまで来てやっと用紙に指定されたロッカーへと向かいます。しかし、ロッカーが確保できた時点で安心してしまう人もいるみたいで、この暗証番号がうまく登録できない人も見かけました。

上海ディズニーランド

そんなロッカーシステムなので、端末に並ぶ時間+ロッカーを探す時間+操作時間。。。ロッカーに荷物をしまうだけでかなりの時間を使ってしまいました。
いくつか従来からある鍵式のものもあるのですが、こちらは空きを狙って取り合いになり、とても中国人の勢いには勝てそうもありませんでした(泣)。

ロッカーのクリティカルな問題で何が起こるのか?
上海ディズニーランド

ファストパスの利用時間を過ぎてしまう人が結構多かったです。

せっかくとったファストパス。ファストパスの確認場所では時間切れの方がクレームつけているシーンを何度も見ることになりました。苦労して取ったファストパスですから気持ちはわからないでもないです。

日本では乗車前にロッカーに荷物を預けなければならない施設はいくつかあります。今回のTRONのようなシステムを採用しているのがUSJの「ハリーポッター・フォビドゥンジャーニー」がそうです。確かに混雑はしますがここでは空いているロッカーには鍵が付いているのでわかりやすい。もちろん端末操作は要らないし、サーバーが混むこともないです。
また、コースター系のアトラクションでは乗車前に荷物を棚に入れるというタイプのものも多く存在します。この方法だと乗車場所と降車場所が同じところになる必要があるので今回のTRONでは採用されなかったものと思われます。

暗証番号式。。。ロッカーの管理技術としては最新のものですが、ゲスト目線で考えてみると意外に使いにくい。そして別のトラブルを生み出してしまってオペレーションを圧迫する。大量のゲストを捌かなくてはならないテーマパークでは、時として最新技術が足かせになるという良い例ですね。さらに通常の鍵式を増設してしまったことで、ロッカーの利用方法が二通りになってしまったという二次災害(?)も引き起こしてしまったようです。

では、どうしたら良いのか?自分だったらロッカーを選ぶ端末をロッカーから少し離れた場所に集中させますね。
これなら操作方法を説明するキャストを1名置いても対応できるし、操作が不慣れな方には代わりに操作することもできる。これでロッカーの使い方についての対応ができる。
またロッカーから先はキューラインの一部とみなして、ロッカーの利用ができる状態になってから入れるようにする。これによって、ロッカーが満杯になった場合でもロッカーを探す人でごった返すことはない。もちろん従来のポジション配置に加えてロッカーの管理ポジションという仕事が増えてしまうが、少なくとも混乱は避けられる。また暗証番号式と鍵式が混在してしまっていてもこの方法なら対応できる。

このロッカー方式が今後どうなっていくのか?注視したいところです。

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