ディズニータウンが最大のライバルになるかもしれない飲食店舗

東京ディズニーランド(TDL)で一番困ることは何?と聞かれて飲食店舗が混んでいるという回答をする人はかなり多い。自分もそう。お土産は買わなくても行動に支障はないが、ご飯を食べないで行動し続けるのは不可能だ。

TDLは混雑が周知されている(?)のでゲスト側もいろんな策を講じる。時間をずらす、できるだけパークの端の店舗を利用する、ポップコーンなどでつなぐ。。。いろんな方法があるが自分はパークの端の店舗を利用することが多い。だからメインストリートハウス周辺のレストランはほとんど使ったことがない。

しかし、今回の上海ディズニーランドで食事を取ったのは入口付近にある「マーケットカフェ」。しかも時間は12時30分ごろ。TDLなら激混みの時間帯である。しかし、店内に入っての印象は。。。実に空いている!!だった。
このマーケットカフェは、カウンターごとに料理の種類が分かれていて自分の食べたい料理のカウンターに並び、商品を受け取って食べるタイプ。出される食べ物自体はテーブルサービス系のものも多いが、店舗の運営方式としてはファーストフードに位置づけられる。

上海ディズニーランド

オープンして最初の週末。ホールスタッフの数は潤沢である。TDLでは食べ物自体は奥の厨房で作られて、オーダーごとにトレイに入った状態でカウンターに出てくるというのが定番であるが、上海ではサイドディッシュはカウンターの隣に並べられた鍋から出てくる。そして、メインディッシュも昼食時を意識してか、カウンターの後ろにすでに並べられている。
つまり提供スピードを速めようという意識は非常に高かった。プレオープンで何かしらの失敗があった教訓からなのかもしれませんが、とにかく準備はできている状態です。

ホールのキャストも衛生面では非常に気を使っているようで、全員手袋をして、口元には特製(?)のゴーグルをつけての対応。TDLでは厨房スタッフはマスクをするのは見たことがあるが、ホールまでこの対応というのは驚きました。そのくらい気を使っているということでしょう。素晴らしいですね。
上海ディズニーランド

。。。という話で同行したパートナーと盛り上がり、精算も終わり、いよいよ実食。

・・・冷たい・・・(冷めている)・・・ステーキ・・・
残念ながらステーキが冷めている。サイドディッシュは。。。同様。。。
上海ディズニーランド

自分たちのだけなのでしょうか?みんなそうなのでしょうか?少なくとも我々の二人前は冷めていました。

なんでこうなるのか?
まずは、キッチンとホールの連携。ホールはとにかくどんどん作ってしまう。そしてカウンター前に並べていく。ゲストの数がそれを上回っていればいいですが、レジ担当はまだそのスピードでゲストを捌けないので、結果食材が余る。っと冷めてしまう。という悪循環が発生するようです。

もう一つせっかくカウンター前に設置されているサイドディシュの加熱調理機。IHヒーターなのに、置いている鍋がずれています。。。
上海ディズニーランド

ご存知の通り、IHヒーターはその仕組みから加熱できるポイントが決められていて、その外側はほとんど熱が伝わらない。この置き方では保温モードに設定してもほとんど役に立たないですね。
手前に二人もスタッフがいるのに残念な対応でした。

飲食店舗がピーク時間にそれほど混雑しない理由はこれだけではありません。
上海ディズニーランドは一定の条件がクリアできれば飲食物の持ち込みが可能です。条件とは密封されていること。いわゆるコンビニ弁当のような状態であれば持ち込めるのです。
っで、持ち込みが極端に多いのか?というとそうでもありません。

最大のライバルは?パーク外のディズニータウンの店舗だと自分は思っています。
上海ディズニーランドもTDLと同じように再入園が可能です。再入園ゲートのすぐ横はディズニータウンが直結しています。TDLやTDSはイクスピアリまで行くのに少し時間がかかりますが、ここは隣で食事だけ行こうと思えば、すぐに行ける距離。

しかも、ディズニータウンに入っているテナントは中国、日本、欧米のそれぞれのロケーションで非常に人気の高い、名店揃い。味もさることながら運営技術もレベルの高いお店がたくさんあります。我々は午後になって、ディズニータウンのお店も入ってみましたが、すでに昼のピークは過ぎているのにほぼ満席。そして値段も若干安めで、もちろん料理はちゃんと加温されているものがテンポよく出てきます。

まだオープンして間もないとはいえこのレベルの差は、通常のレストランと学園祭の飲食店舗ほどの差があります。最大のライバルが直近にいる。この構図はUSJとユニバーサルシティウォークとよく似ています。USJのようにそのうち再入園不可になってしまうのか?という懸念は杞憂に終わってほしいものです。

上海ディズニーランドの飲食店舗に話を戻すと、こうした状態になる原因はホールのリーダーがまだまだ未熟なことが考えられます。週末などの繁忙時期にはリーダーの多くは、ホールとキッチンをつなぐ「デシャップ」と呼ばれるポジションに入りますが、このデシャップのコントロール次第で店舗の運営は劇的に変わります。

中国に限らず、日本のレジャー施設でもオープン当初トラブルを最も多く抱えるレジャー施設の部署は飲食施設であることはよくあることです。だから今の段階では仕方ないと言えなくもないです。ただし、同じ時期にできた隣のディズニータウンがすでに高いレベルで運営しているのにと考えると上海ディズニーランドのアキレス腱になりかねない問題にも思われます。

次行くときには劇的に変わっていてもらいたいものです。

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