宿泊施設不測の切り札か?ラブホテルの利用について検証する

リオオリンピックが始まりました。サッカーの初戦はとっても残念な結果に終わりました。
オリンピック近くになってブラジルの宿泊事情についていろいろな情報がテレビなどで紹介されていますが、なんともよくないみたいですね。

そしてリオが終わったら次は東京。開催費用とか都知事とかゴタゴタが続いていますが、自分としては一番気になるのが宿泊施設。ただでさえ訪日観光客が増えているのに、これでオリンピックが来たらどうなってしまうのか?と思います。

そんな中、従来のラブホテルを一般宿泊用に改装して受け入れようという案が出てきています。確かに自分も地方視察で実は時々お世話になります(もちろん一人で利用しますから、余計な詮索しないように)。

ラブホテルを利用するメリットは以下の通り。
・予約が要らない(店の前に満室かどうか掲示がある)
・時間が短ければ休憩扱いで使える(宿泊料金の半分以下の場合もあります)
・部屋が広い
・お風呂がある
・車利用でも駐車場完備(しかも駐車料金取られない)

などです。安いビジネスホテルで狭いベッドと窮屈なシャワー室を使うよりもよっぽど快適。いかがですか??

さて、こんなラブホテルを改装して一般利用ができるようにして使う。自分は妙案だと思いますね。

しかし、ラブホテルって一体全国でどのくらいあるんでしょうか?
と思って調べてみたら、以下の通りでした。
宿泊施設不測の切り札か?ラブホテルの利用について検証する

全国で5,940施設。残念ながら部屋数までは統計データでありませんが、ラブホテルの1施設当たりの室数は20部屋くらいだそうです。となると全国で確保できる部屋数は118,800室。厚生省の統計によると日本のホテルと旅館の部屋数の合計は156万室とのことなので7%ほど部屋数をアップさせることができそうです。

とはいっても、すべての部屋が年中使われるはずもないので、ここは観光庁が出しているホテルの県別稼働率をまずは見てみます。

宿泊施設不測の切り札か?ラブホテルの利用について検証する

ラブホテルもホテルなので、その地域の稼働率と同様の稼働率になると考え、年間=365日、部屋当たりの利用人数を2名とすると、以下のような表ができます。
宿泊施設不測の切り札か?ラブホテルの利用について検証する

年間での稼働部屋数は約1,800万室、一部屋の利用者を平均2名と考えれば約3,600万人の受入れが可能です。

現在の訪日観光客は2015年の統計でほぼ2000万人。今後増加すると考えて、全てのラブホテルがこうした対応できないとしても、現存するラブホテルの6割くらいが一般客対応に改装できれば宿泊人数の増分は約2000万人となり、2020年までに政府が考えている訪日客4000万人を受け入れることはできそうです。

ちなみに、県別で宿泊施設の稼働率と、ラブホテル数は正の相関関係があります。
宿泊施設不測の切り札か?ラブホテルの利用について検証する

つまり宿泊施設の稼働率の高い県にはラブホテルもたくさんあるということになります。ということは宿泊施設不測に悩む県にとっては格好の素材です。

ということで、ラブホテルの転用は非常に効果の高い策だと思われます。

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