大和書房 「ハーバードの心理学講義」

自分のような仕事をしている者にとって心理学というのは非常に重要な学問です。レジャー施設を作る際には、運営計画やMD計画などでできる限り、ゲストの満足を高めて購入意識を高める努力はするのですが、最終的にゲストが購入する瞬間はその心理が非常に重要であり、計画を超えたところで購入につなげるためにはどうしても知っておきたいことが「ゲストの心理状態」だからです。

しかし、今まで読んできたこの手の本は正直、自分の期待を超えたことがありませんでした。理由は二つ。
一つ目は、「こんなことあるでしょう」という事例があまりに多く、その先の心理についた論理的な考察が少ない場合が多いこと。
二つ目は、「○×理論によると。。。」ということで教科書のような話がずっと続いて、実際に当てはめようとしても、うまく事例を当てはめられないということ

さらに、著者が外国の人の場合は、翻訳がピンとこなくて文章がうまく理解できないという場合もあります。

こうした不安がありつつ、店で手に取ってとりあえず買ってみたのですが、この本はこうした不安をすべて解消してくれました。

まずは、翻訳がうまい。すらすらと読める。
さらに、心理テスト付きで事例も豊富。そして、その結果から得られる考察も「目から鱗」なものが多かったです。心理テストでは、自分の思っていたのと真逆の結果が出たりしましたが、自分を見直すいい機会にもなりました。

1600円とこの手の海外本としてはお手頃ですし、約300ページなので移動中の時間つぶしにも最適です。

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