家の建築で考えるテーマパークの運営計画(その4「引渡」)

登場人物

信さん
主人公、初めて家を建てるがどうすれば良いのかわからずいろいろと奔走する
政先生
信さんの知り合いのリゾート開発のコンサルタント。信さんの自宅建設にリゾート開発目線でアドバイスをする

引渡

信さん念願の自宅兼英会話教室の工事はいよいよ大詰め。外から見た感じは新築の家です。そして建設会社から「引渡」という段取りに入りますとの通知を受けました。ときを同じくして政先生から電話があり「そろそろ引渡の時期ですね、引き渡し時には一度伺いましょう」という連絡を受けました。「政先生も自宅が見たいのかな?」と思う信さんでした。

そして当日・・・。

新居には信さんと建設会社の担当、設計会社の担当、そして政先生が揃いました。実は政先生は初めて建設会社と設計会社の担当者に会います。ピカピカの家を一つ一つ確認していきます。

信さんは一つ壁にへこんでいるところを見つけました。政先生は建設会社の人に修理するように依頼します。また窓の締まりが少し弱い、窓を支えている枠が少し歪んでいるようです。ここも政先生が気づいて修理を依頼。簡単に済ませて今日からでも住む勢いだった信さんは戸惑っています。

結局、多くの場所に修理箇所が見つかり修理をした後に、再度引渡作業をすることになりました。信さんは「ここまでしなくても良いのでは?」と少し不満顔で政先生に言ったのですが・・・

政先生のアドバイスは以下のようなものでした。
引渡というのは所有権を引き渡すということなのです。つまり引き渡しを終えてしまったら建物の所有権は信さんになります。この後で修理してもらいたいということになると建築工事とは別の修理費用が発生してしまうのです。だから引渡の時は細かく確認し、不具合は徹底的に指摘するようにします。建設会社も設計会社もそのことは分かっていますので遠慮することはないのです。

信さんは思った「これは助かった・・・」。数日後再度引渡作業が行われ、全ての建築工事の終了が確認された。政先生も嬉しそうだったのを信さんはよく覚えている。

信さんは政先生のアドバイスを書き留めました。

引渡とは所有権を建設会社から施工依頼者に引き渡すこと
引渡を受けてしまったら以降は建設費ではなくなり修理費用になってしまう
引き渡し時に不具合を見つけたら引渡し前に工事を行ってもらうこと

【次回に続く】

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